高橋まゆみ「お地蔵さん」 高橋まゆみ「笑顔のおじいちゃん」 高橋まゆみ「手を振るおばあちゃん」 高橋まゆみ「お地蔵さん」

デザイン・制作プラン
1956年 長野市に生まれる
1983年 日本創作人形学院通信教育にて人形作りの基礎を学び、試行錯誤を重ね現在の創作人形にたどり着く
1998年 ユザワヤ創作大賞・部門大賞を受賞
1999年 新世紀人形展・佳作入選
ギャラリー旬(東京・広尾)個展
2000年 松屋(東京・銀座)個展
テレビ番組『NBS月曜スペシャル』出演
2001年 日本手工芸美術展会長賞を受賞
初の作品集『まなざし』(新風舎)を出版
ギャラリー旬(東京・広尾)個展
アザレアギャラリー(穂高)個展
2003年 「故郷からのおくりもの」実行委員会プロデュースの全国巡回展始まる
現在も全国各地で開催中
テレビ番組『徹子の部屋』出演(テレビ朝日系列)
テレビ番組『レディース4』出演(テレビ東京系列)
2004年 創作人形公募展「2004年ドールファンタジア」招待出品
「養命酒」のテレビCMに作品の人形達が出演
2005年 作品集『草の道』(講談社)出版



作品集の発行にあたり
高橋まゆみ・作品集「草の道」
高橋まゆみ・作品集「草の道」講談社
【まゆみの気まぐれ日記N45】より
先日色校が上がり、形として見えてきた。まずは、写真集のカメラマン、梶さんはフリーのカメラマン、またデザイナーである。ある日、私の大好きな人形作家、くら田たまえさんからカレンダーが送られてきた。デザインも面白かったが、とにかく写真が素敵だった。即、くらたさんに電話をし、誰が撮ったのか聞いた。私もこの人に撮ってもらいたい・・・と言う気持ちがわいて、撮っていただくことになった。熱意の入った講談社さんにせかされながら、撮影、構成、などが進んでいった。

今までと同じ作品集を作っても意味が無い。
と言う事で、今回は声(問合せ)の多い、作り方を載せた。これは鉛筆画のイラストではあるが、前にも書いた、娘のイラストである。そして、人形展での感想ノートから、私が心揺れた言葉をいただき載せたもの。人は皆何かしらのしがらみ、想いを背負っていて、そういう中でやさしく、前向きになれる言葉を選んだ。これらは何回読んでも、涙がにじんでくる。
そして、アルツハイマーの妻を心の介護で看取った、陽信孝さん夫婦モデルの人形には、陽さん自身の短歌を添えた。たった2つばかりだが、後は私のつたない言葉で勘弁してもらいたい。
自分の中で、とても不安もあったが、形が見えてきて、今の自分には満足できるいいものが出来ると確信している。ある物は、人形以上に写真が映し出して、人間に見えてくる。
自分の中で、満足がいくものができそうで、売れても売れなくてもいいや!見たいな気持ちになってくる。講談社さんごめん。でも、今回の本は本当にいい。A4サイズは迫力もあり、新作も多い。
本と言う形に残せるというのは、証であり、とても幸せな事である。

3冊目の「草の道」どうぞごらんあれ そんな気持ちです。
高橋まゆみ
高橋まゆみ・作品集「故郷まらのおくりもの」
高橋まゆみ・作品集「故郷からのおくりもの」実行委員会 私が、豪雪の長野県飯山市に嫁いだのは20年ほど前である。そこには忘れてしまっていた自然がたくさんあった。ふきのとうが咲き乱れ、川にはメダカ、沢にはカニがいて、秋には山菜や野花が群れをなしている。

農家がほとんどのこの地の人達は、朝お陽さまを仰ぎ畑に出て行く、「金が無くたって、戦争が起こったって、食ってく物さえあれば生きて行ける。」という年寄り達の笑いじわに生きるすべを見る。節くれだったごつい手、苦楽を噛みしめて来た深いしわ、赤子がなじんだまるい背、無償のやさしさを向けるまなざし、どうしようも無い老いとの行くすえ・・・

人形を手懸けている自分にとって、どれを見ても与えてくれる刺激は多く、心ゆらぐ姿ばかりである。これからも心の目を見開いて、ふと立ち止まり、優しい気持ちになれるような人形を手懸けて行きたいと思っています。

作品集の出版にあたり、お世話になった方々にまた一つ宝物が残せた事に、深く感謝申し上げます。
高橋まゆみ
高橋まゆみ・作品集「まなざし」
高橋まゆみ・作品集「まなざし」新風舎 長野市から雪深い飯山市に嫁ぎ十九年。嫁いだ頃から人形創りを本格的に始めて参りました。魔女・カッパ・小人など架空の物を形にすることが楽しくて、さまざまなこの世にないものの人形を生み出しておりました。しかし、ふとある時、素朴でたくましく、味わい深い農家の人々の生き生きとした働く姿、表情に目を奪われました。農村で生活しながら、なぜこんな素敵な身近な素材に気づかなかったんだろうと・・・。
それからは一変し、農家で働く人々をテーマに創作を続けています。地方にも都市化が進む中、いつまでもこのような農家で働く老人の姿が見られるとは限りません。今ある老人との息づいたふれあい、ぬくもりを自分の中で形にできるならと、古切れなども生き返らせ人形の服にし、外に出ては老人たちと触れあい、創作にあけくれる毎日です。「着ている物も顔つきも皆同じ」と家族に茶化されながら、それでも飽きない自分が不思議です。それは創り出すという魅力にとりつかれているからでしょう。

今回、作品集の出版にあたり力添えをいただいた方々、そして家族の理解の上で私の証しともなるべき「創作人形集」が形として残せることを心から幸福に思います。
ありがとうございました。
高橋まゆみ

高橋まゆみ・創作人形の世界
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